きゅうり加持=きゅうり封じは、お大師様(弘法大師空海)が、今から約千二百年前、人々から病の根を断ち切って、病苦を和らげ、それぞれの役目を担って、健康に長生きできるようにとのご誓願から、不動明王を御本尊として始められた真言密教の秘法です。
この秘法には、胡瓜(きゅうり)を用います。住職が修法中、密教の法具※独鈷杵(とっこしょ)できゅうりに穴を開け、その中に御真言の梵字と偈文・お名前・病名(願いごと)を書き込んだ『護符』を加持して納めます。
代表的な夏野菜であるきゅうりの中に病気、疲労を封じ込め、皆様方の健康を祈念する修法です。きゅうりはご祈祷後、境内の土中に埋めます。
常時お申込み受付中です。
7月28日(日)9時30分より本堂、12時より護摩供
お詣りされていないご家族、ご友人の分も申し込めます。
※加持祈祷(かじきとう)とは、仏力を信者に授け、信者にその仏力を受持させること。
※独鈷(とっこ)は、昔の演歌「いっぽんどっこの歌」や「出世街道」でも有名です。
狗留孫山修禅寺 住職